日本酒をもっと気軽に楽しんでみよう!日本酒の魅力を徹底解説

日本酒をもっと気軽に楽しんでみよう!日本酒の魅力を徹底解説

日本酒をもっと気軽に楽しんでみよう!日本酒の魅力を徹底解説

お酒を楽しむ席で日本酒は、ビールやハイボール・缶チューハイなどに比べて手を伸ばしづらく、ハードルが高いと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。数多くある銘柄のなかから、どのような日本酒を選べばいいのかわからないという点も、日本酒デビューを遠ざけてしまう理由の一つかもしれません。

この記事では、日本酒をさらに気軽に楽しんでもらうために、日本酒の魅力を徹底解説していきます。

日本酒の奥深い魅力について

日本酒の奥深い魅力について

日本で米を原料にした酒づくりが始まったのは、今からおよそ2,000年も前といわれています。現在の日本酒製造方法の基盤が確立されたのは江戸時代の中頃で、それ以降も製造技術は進化を続けてきました。

米・水・酒づくりをする土地の、気候風土によって育まれる日本酒は、長い年月をかけて地元の食文化と生活習慣にあわせた製法が磨き上げられてきたのです。全国各地にそれぞれ特徴の異なる地酒が圧倒的な存在感を示しているのはそのためです。古くから、冠婚葬祭をはじめ神仏へのお供えや贈答品としても欠かせない日本酒は、日本文化の一つといっても過言ではありません。

日本酒の味わいの魅力について

日本酒の味わいの魅力について

さまざまな料理との相乗効果が高い日本酒は、作りたてでも熟成されてもそれぞれの味わいを楽しめるうえ、お燗や冷やなど異なる温度で楽しめる世界でも稀なお酒です。飲用温度帯も5~55°Cと幅広く、わずかな温度の違いによる味わいの変化を楽しめるのが日本酒の特徴です。

日本酒は米・米麹・水を主な原材料に、醸造アルコールが加わるか、精米歩合(米の削り具合)が高いか低いかによって「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」に分かれます。さらに香りの高さ・味の複雑さの違いによって4つのタイプに分類できます。ここから4つのタイプの香りと味、最適とされる飲用温度についてご紹介していきましょう。

フルーティなタイプ

花や果物を思わせる華やかな香りが特徴で、甘味と酸味の調和がとれた味わいです。やや冷たいと感じる10~16°Cがおすすめですが、ぬる燗でも美味しいとされています。日本酒にまだ馴染みがない方も抵抗なく飲める、女性に人気のタイプであり、吟醸酒に多くみられます。

熟成タイプ

冷えた状態から室温程度まで広い温度帯で楽しめる熟成タイプの日本酒には、スパイスやドライフルーツのような力強くて複雑な香りとトロリとした甘さがあります。古酒や熟成酒に多くみられ、フルーツタルトやチョコレートなどのスイーツと一緒に味わうことで、お互いを引き立てあうという特徴を持っています。

軽快でなめらかなタイプ

控えめな香りと爽やかな口当たりが特徴で、クセのないキリっとした味わいがあっさりとした食事にも合うことで知られています。最適な飲用温度帯は6~10°Cと4タイプのなかで最も狭いのですが、本醸造酒に該当する淡麗辛口タイプとして不動の人気を誇っています。

コクのあるタイプ

どっしりとした米の旨みとコクを味わえる純米酒に多いタイプで、燗酒を好む方にピッタリの日本酒といえます。味付けの濃い料理と相性がよく、温めることでまろやかな味わいになるほか、アルコールの刺激的な香りがやわらいでふくよかな香りに変化します。10~45°Cと最も広い温度帯で楽しめるうえ、同じ銘柄でも温度によって表情豊かに変化するのがこのタイプの特徴です。

日本酒がもたらす健康効果について

炭水化物である米から作られていること、アルコール度数が高いことなどから、日本酒は太りやすくないか、肝臓に負担をかけやすいのではないかと思っていませんか。しかし、それは飲み過ぎてしまった場合のリスクであり、日本酒は本来『百薬の長』とよばれるほど体に良い成分が豊富に含まれているお酒なのです。

メラニン抑制による美白効果が期待できる「コウジ酸」をはじめ、肌のターンオーバーを促す「AHA」などは、美容に絶大な効果を発揮します。またストレス解消効果がある「セロトニン」や、細胞の老化を防いで活性酸素の増加を抑える「フェルラ酸」が含まれていることも見逃せません。

さらに、血管の拡張により血流を改善する「アデノシン」、血圧を下げる「ペプチド」、エネルギー源となり疲労回復と血糖値の調整を助ける「必須アミノ酸」や「ビタミン」「ミネラル」なども含まれています。美容と健康に欠かせないこれらの有効成分を一度にバランスよく摂取できるのが日本酒の大きな魅力です。

まとめ

日本酒にはさまざまな楽しみ方があり、同じ銘柄でも作りたてか熟成されたものか、冷たいか温かいかによっても異なる味わいが楽しめることをお伝えしてきました。飲み過ぎを防ぐことさえできれば、優れた健康効果も期待できます。日本の恵みと気候風土が育てた魅力あふれる日本酒を美味しく楽しく味わうためには、美味しい料理もまた欠かせないものです。

古都金沢市で2020年4月にオープンした「釣亭伝助」では、石川県の希少な地酒『谷泉』をはじめ100種類以上の日本酒を取り揃えております。唎酒師である店主がこだわりをもって厳選した、全国各地の銘酒を飲み比べていただくことも可能です。

お一人様でもご家族連れでも落ち着いてくつろげる環境を整え、地元金沢近郊で水揚げされた新鮮な海の幸を使って、和食を中心にさまざまな創作料理をご提供しておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。

 

 

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